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綴る毎日

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音楽の事、成功の為の原理原則など、日々学んだ事・気付いた事を整理しアウトプットしています。 お役に立てそうな情報は持って帰って下さいね( ・ω・)ノ 連絡先→rustlex385@gmail.com

基礎の重要性

前の記事に続いて、
基礎の重要性について考えてみます。

基礎とは、
その分野で何らかの活動をする時に
常に活用される知識、技能、技術的な事だと考えています。

例えば、作曲で言うならば、
ハーモニや旋律作法、楽器法などの知識や理論、実際に弾いたり書いたりする力
また聴きとったり分析する力と言えますし、

ピアノ演奏で言うならば、
身体の脱力や指のテクニカルな筋肉運動、読譜能力と手の動きのリンク、
演奏したい音が頭で鳴り、それと手の動きや鍵盤の位置が一致している力など
色々な事が言えると思います。


基礎的能力というのは
作曲でもピアノでも、
楽曲を制作したり演奏したりする時に必ず使う能力です。

一般的な話で言えば
作曲して、作品を最後まで仕上げるまでにハーモニーの事を考えない事は有りません。
楽器を使わない作品になる事も有りえません。

ピアノ楽曲を演奏する時に
脱力が関わらない事は有り得ないし、指のテクニカルな筋肉運動が関与しない事も有り得ません。

しかしここで気をつけたい事は
基礎的能力は、作品を作ったり、演奏表現する時に
直接的なノウハウとしての働きはしないということです。

しかし、何故基礎が重要なのかというと、
基礎力が作品や演奏の、パフォーマンスの質と量を劇的に引き上げるからです。


音楽から離れた例えで言えば
掛け算九九を11桁まで覚えていて、
足し算引き算、割り算の結果も11桁まで記憶している場合
数字を扱う事に関しては、単純計算に全く意識を割く必要が無くなるので
思考活動に集中出来ます。
そうすると、当然その活動による成果物の質は向上します。
また、ある期間内で出来上がる量も非常に多くなるでしょう。

しかし、
四則演算が11桁まで瞬間的に出来たとしても
それだけでは、建物の設計は出来ないし、耐震性の計算をする事は出来ません。

つまり、結果の質を高く、かつ速く作るには基礎力が大きく貢献するのですが
結果そのものを作るには、結果により近い能力や情報が必要になるという事です。

しかし、結果により近い能力や情報が有っても
基礎力が伴っていなければ、結果を出すのに多くの時間を要するし、粗も出てくるでしょう。


音楽でも同じような事が言えます。


私が何故、基礎力の大切さを実感する様になったかというと
大学を卒業し、仕事をする様になったからです。

制作の仕事は、必ず納期が存在しています。
つまり、ある決められた期間内で制作するという条件の中で作る事になるわけです。
しかし、これは制作に限らず、社会活動を通して人と共生して行く場合は
全てのケースにおいて言える事だと思います。

何をいつまでに、どの様にして作るのか
そういった情報を共有する必要が出てくるわけです。

話は戻りますが
楽曲を制作する場合、当然制作する時間が必要になります。
当たり前の話ですが、1曲作るのに丸3時間かかれば、10曲作るのに丸30時間掛かります。
1曲作るのに丸3日かかれば、10曲作るのに丸一ヶ月掛かりますね。

通常、1曲しっかりとしたクオリティを確保して制作するには
やはり3日~は欲しい所です。
しかし、10曲書く事になるとすると、30日掛かる計算になります。

30日作曲だけをしているとなると、
当然30日分の生活費はその活動の中で生み出されなければその人は死んでしまうという事になります。


10曲書いて、30日分の生活費が得られないという事は無いとは思いますが、
例えばこれが、1曲書くのに丸15日掛かる場合
30日のうちで2曲しか書けない計算になりますね。

こうなると、もしかしたら、死ぬ可能性が出て来るかも知れません。


そこで、どの様にしたら制作の速度を引き上げる事が出来るのか?と考えた時
答えとして、基礎力という事が出てくるわけです。

仕事によっては、3時間で1曲書く必要が出てくるパターンも起こりえます。
それに対応出来るかどうかは、どれだけ基礎的能力が長けているかが非常に重要になってきます。

演奏や指揮者の方でも
ある期間内にどの位の曲をコンサートレベルで仕上げられるか、という事については
仕事にした瞬間に求められてくるのではないかなと思います。



これが仕事でなくとも、
基礎能力は作品の質そのものにも関わってきます。

私の畑は作曲なので、作曲の事で考えていきたいと思います。

作曲の基礎は、音楽のあらゆる基礎と言えますが
中でも大きな存在である、ハーモニーの事について考えてみたいと思います。

例えば、
知っているハーモニーが少ない場合
その知っている中もしくは偶然の産物で曲を作るしかない、という状態になってきます。

知識的に知っていたとしても
そのハーモニーの実感が沸かない(ハーモニーと響きの印象が頭の中で一致しない)場合、適切に作品に使う事は困難です。

こうなると、実際の作品で有効に使われるハーモニーは限られてきてしまい、
多様性という面で、乏しい作品になってしまい、質が低下してしまいます。


また、ハーモニーとその響きが頭の中で一致し、
聴こえてきたハーモニーがどんなハーモニーなのか解るという事は
町中で聴こえてきた曲のハーモニーがどんな構造になっているのかや、
自分の好きな楽曲のハーモニーがどんな構造になっているのかを
いつも分析出来る状態になります。

こうなると、日常生活の中が常に学びの場という事になりますから
ハーモニーの扱いに関しては、物凄い勢いで引き出しが増えて行く事になります。


後半の部分は、
基礎力から逸脱した、「成果物寄りの知識や情報」の領域に入っています。

成果物よりの知識や情報とは、ノウハウに近いものであり、
作品を作る時にそのまま活用出来る小技の様なものです。

その小技の引き出しを増やしていく際も
基礎的能力が高ければ高い程、
より短期間で多くのものを増やす事が出来る。

そういう事が出来る人の作品は、質がどんどん高まっていくと思われます。


この事からも、基礎力とは非常に重要なものだと考えられるわけです。



仕事で曲を作る場合
一番理想なのは、文字を書く速度で高品質な譜面を書く事です。
ノンストップで曲を作って行く事が出来れば
職業人としての超一流の領域に達する事が出来ると思います。

その為には、
勿論「どんな音を書くか」というインスピレーションや判断力というものは大切ですが
頭の中の音や、求める結果に対して最速でそれを再現する力=基礎能力が
非常に重要になってくるはずです。


音楽、こと作曲の事に関してではありますが
これから自分が作家としてのエキスパートになる為の様々な試行錯誤や練習について
基礎練、実務側の練習、含め
色々とアウトプットして行こうかと思います。

それが職業的に作曲をする人の参考や音楽をする人の参考になれば幸いですし、
何より自分自身の思考の整理になるので、ちょこちょこ書いていけたらと思います。
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by prerustle | 2014-06-20 02:25 | 音楽関連のアウトプット